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2021.12.20

2021年度 多様性を育むダンス&美術プロジェクト<後期>

多様性を育むダンス&美術プロジェクト
障害のあるアーティストの発掘&育成、ファシリテーター育成、及び発表の場づくり

このプロジェクトは、障害のある人達とない人達がお互いの創造性を触発しながら、作品制作を行っていきます。近年、アール・ブリュットと称される障害などのある方々の生来の資質が現れた作品が注目を集めていますが、ここでは現代美術の手法やアーティスト独自の制作方法を紹介しながら、あらたな作品制作に取り組みます。後期は特に視覚障害のある方々も対象にした造形のワークショップ&作品制作、また、触覚による彫刻の鑑賞ワークショップにもトライしていきます。

チラシ(PDF)ダウンロードはこちら

後 期:2021年10月~2022年3月

会 場:北区文化芸術活動拠点 ココキタ レジデンススペース3階 3-D

新型コロナウイルス感染症の状況によって、変更や延期、中止になる場合がございます。


■ 定期ワークショップ(後期)

<絵画ワークショップ PAINTING>

幼児から小学生、障害のある人達、絵画に興味のある大人達が一緒に作品作りを行います。従来の写実的手法ではなく、絵筆以外にもローラーや竹べら、スポンジ、その他の様々な道具を使うことで生まれてくる面白いマチエールや型にとらわれない抽象的な新しい表現を創り出していきます。

┃日時:2022年1月8日(土)、2月12日(土) 13:30~15:30
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2月23日(水祝)に延期

┃参加費:障害のない人(全2回、材料費込)…8,000円、1回の単発参加…4,500円
     障害のある人(全2回、材料費込)…4,000円、1回の単発参加…2,500円

┃定員: 10名程度

講師:西村陽平(日本女子大学名誉教授・美術家)
1947年京都市生まれ。1973年東京教育大学教育学部芸術学科卒業。1975年から1998年まで千葉県立千葉盲学校で図工を担当。視覚障害の子どもたちに造形指導を行うとともに、自らも造形作家として活動。1977年には、日本陶芸展において外務大臣賞受賞。2018年3月まで日本女子大学児童学科教授。現在、日本女子大学名誉教授・美術家。

<紙の造形ワークショップ Paper Works>

紙には種類によって、さまざまな手ざわりがあります。今回は紙を折ったり、切ったり、また、穴を空けたりすることで平面だった紙に奥行きや高さ、輪郭などが立ち現われ、紙が空間を持つ造形として生まれ変わります。紙をどのように折り畳み、また広げるか工夫しながら、生まれる形を楽しみながら造形作品をつくっていきます。

┃日時:2022年1月16日(日)、2月5日(土)、2月19日(土)11:30~14:00
※1月16日(日)と2月5日(土)2月19日(土)のワークショップは新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け中止となりました。延期が確定した場合は、後日当HPよりお知らせいたします。

┃参加費:障害のない人(全3回、材料費込)…12,000円、1回の単発参加…4,500円
     視覚障害のある人(全3回、材料費込)…6,000円、1回の単発参加…2,500円

┃定員: 10名程度

講師:駒形克己(造本作家・デザイナー)
1977年渡米、ニューヨークCBS本社などでグラフィックデザイナーとして活躍後、1983年帰国。 自身の子どもの誕生をきっかけに絵本を制作。以後多数の絵本を出版。その活動は世界へと広がり「1,2,3…KOMAGATA展」が、フランス、イタリア、メキシコ、韓国、スペインなど世界各地を巡回。2019年より「小さなデザイン 駒形克己展」が国内美術館を巡回。2020年「え!ほん展 駒形克己」が上田市立美術館にて開催。NY ADC銀賞、 2000年・2010年イタリア・ボローニャRAGAZZI賞 優秀賞、2006年GOOD DESIGN・ユニバーサルデザイン部門大賞。他、受賞多数。


新型コロナウイルス感染症の状況によって、変更や延期、中止になる場合がございます。

■ 彫刻の鑑賞ワークショップ・シリーズ 

これまで、「多様性を育む美術プロジェクト」では作品を創ることを中心にワークショップを展開してきましたが、今回、初めて触覚を通した彫刻の鑑賞ワークショップを開催します。作家はどうしてその素材を選んだのか、つくり手の思いや考えはどのように形に表れているのかなど、ふれる鑑賞を通して作品の本質に迫ります。

①「彫刻のおもしろさにふれる −具象からの出発

ひとは何万年も昔から表現としてかたちをつくってきました。そして、今なお、手を動かして造形することの喜びや、素材にさわりたいという欲求に動かされ、彫刻家たちはかたちを追い続けています。第1回は、「彫刻とは何か」に焦点を当て、そのおもしろさに迫ります。彫刻史を概観し、実際の作品にさわることや対話を通じて、彫刻芸術に「ふれる」体験を深めていきます。

┃日時:2022年2月5日(土)13時30分~15時30分
    ※新型コロナウイルス感染症拡大のため、1月23日から延期

講師:宮坂慎司(筑波大学芸術系助教)
筑波大学人間総合科学研究科博士後期課程修了、博士(芸術学)。塑造による具象彫刻表現、日本近代彫刻史、触れる彫刻鑑賞支援を専門とする。現在、公益社団法人日展会員としてブロンズやテラコッタ、モルタルを素材とする作品発表を行いながら、『月刊視覚障害』には「ふれるアートの“いま”と“これから”」を連載中。

②「内なるかたちにふれる —抽象への展開

美術作品は時代の変遷と共に広がりを見せ、表現は多様化していきました。彫刻においても、現代では写実的な作品から抽象的な作品まで様々です。第2回は「抽象化」に焦点を当て、作品のかたちが生まれたプロセスを辿ります。作家の話を伺いつつ作品にさわることで、「石を彫る」という制作行為を追体験し、モチーフと素材の関係性が導いた抽象的なかたちを鑑賞します。

静かに立つ(小松俊作作品)

┃日時:2022年2月20日(日)13時30分~15時30分

┃会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 工芸室

講師:小松俊介(筑波大学附属高校教諭)
筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科芸術専攻修了、筑波大学芸術系非常勤講師。石彫を中心に制作活動と教育に携わる。石の魅力は「鎚を振るって石を叩く」という繰り返しにより、徐々に石にも柔らかい表情が生まれくることにあると考え、現代においてどのような試みができるのかを模索している。

③「空間の芸術にふれる —「場」の探究」

美術館にはさまざまな作品が展示してあります。彫刻はその空間を彩る芸術の一つであり、その空間によって生かされているものでもあります。第3回は、長年、触覚による鑑賞の体験と研究を続けてこられた視覚障害のある半田こずえさんと共に実際の展示空間にある抽象作品にさわることで、彫刻が存在感を示す「場」を体験していきます。

┃日時:2022年3月19日(土)13時30分~15時30分

┃会場:神奈川県立近代美術館 葉山

講師:半田こづえ(明治学院大学非常勤講師)
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後記課程満期退学。博士(芸術学)。国際基督教大学在学中に訪れたアメリカの美術館で彫刻にふれて鑑賞したことをきっかけに美術に関心を寄せるようになる。フィラデルフィア美術館教育部にてインターン。研究テーマはふれる芸術鑑賞、ミュージアム・アクセシビリティ。


┃鑑賞WS①②③参加費:晴眼者(全3回)…6,000円、1回の単発参加…2,500円
           視覚障害のある人(全3回)…3,000円、1回の単発参加1,500円
           ※3月の鑑賞ワークショップは別途観覧料がかかる場合あり

┃定員: 視覚障害者、晴眼者合わせて5~6名(小学5年生以上~大人)

特別協力:保坂健二朗(美術評論家)
東京国立近代美術館主任研究員を経て2021年より現職。フランシス・ベーコンを中心とした20世紀以降の絵画における人物表現、アール・ブリュットの歴史などを研究テーマとする。これまで、内閣府「障害者政策委員会専門委員」、厚生労働省「障害者の芸術活動支援モデル事業評価委員会」構成員、東京都「東京芸術文化評議会アール・ブリュット検討部会」専門委員などを歴任。


■ 全国ワークショップ&展覧会

オンライン・トーク「表現の生まれる時ー障がい者と造形活動をとおしてー」

┃日時:2022年2月11日(金祝)10:00~11:301 
3月5日(土) 13:30~15:00 に変更となりました。

┃講師:西村陽平(日本女子大学名誉教授・美術家)

┃共催:TASCぎふ(岐阜県障がい者芸術文化支援センター)

▼お問合せ・申込先

TASCぎふ(岐阜県障がい者芸術文化支援センター)TASCぎふ トップページ (tascgifu.com)
Tel:058-233-5377 /email:tasc-gifu@g-kyoubun.or.jp


■ 申し込み方法

┃WEB予約

 ▼Peatixイベントページより参加費をお支払いください
  https://peatix.com/group/8263647

┃WEB以外で申し込みを希望の方

 WEB以外で申し込みをされる方はE-mailファックスで下記1~8についてご記入の上、お申込みください。送信後3日以上返信の無い場合、メール(ファックス)が届いていない可能性がありますので、お電話ください。定員になり次第、締め切りとさせて頂きます。

1.お名前(ふりがな付き) 
2ご住所
3.電話番号
4.E-mail Address(ある方のみ)
5.年齢 
6.職業(具体的に)
7.障害の有無(障害のある方は、主催者が気を付けておくべきこと、伝えたいこと等をご記入ください)、8.参加されるワークショップ名(ディスカッション名)とその日程も必ずお書きくださいますようお願い致します。

┃申し込み先
 クリエイティブ・アート実行委員会
 E-mail:MuseKK@aol.com  TEL 03-6426-5182 FAX.03-6426-5183
 〒107-0052 東京都港区赤坂6-2-5方栄ビル201

下記口座までお振込をお願い致します。

 ▼郵便局から
  郵便振替 00140-5-725206 クリエイティブ・アート実行委員会

 ※振込用紙にはご住所・お名前・電話番号を正確にご記入ください。
 また通信欄には、参加されるワークショップ名日程をご記入くださいますようお願い致します。

 ▼銀行から
  ゆうちょ銀行 019支店 当座預金 0725206 クリエイティブ・アート実行委員会 

┃キャンセルについて
 キャンセルされる場合、開催日の一週間前より日にちに応じてキャンセル料が発生しますので、ご了承くださいますようお願いいたします。また、当日のキャンセルならびにご連絡のないまま欠席された場合でも、原則として全額キャンセル料を頂きますのでご注意ください。

■ その他

 事務局では、今後の資料あるいは案内チラシ作成等を目的として、ワ-クショップの最中に写真及びビデオ撮影をさせて頂きます。また、外部よりTV・雑誌等の取材による写真・ビデオ撮影が入る場合もあります。このような活動を多くの方々に理解して頂くためのものですので、恐れ入りますが、予めご了承くださいますよう、お願いいたします。(見学者の方の撮影は、事情により原則としてお断りしております)

■ 問い合わせ

 ・何か不明な点などありましたら、お気軽に事務局までご連絡ください。
 ・会場への直接のお問い合せはご遠慮ください。

 クリエイティブ・アート実行委員会
 E-mail:MuseKK@aol.com  TEL 03-6426-5182 FAX.03-6426-5183
 〒107-0052 東京都港区赤坂6-2-5方栄ビル201

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