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2021.09.07

2020年度 多様性を育むダンス&美術プロジェクト前期

多様性を育むダンス&美術プロジェクト
ーー障害のあるアーティストの発掘&育成、ファシリテーター育成、及び発表の場づくり
このプロジェクトは障害を持つ人達と障害のない人達がお互いの創造性を触発しながら、作品制作と展覧会を開催するだけでなく、どのように多様な参加者の表現活動をファシリテートするか、という方法も学んで頂くことを意図しています。近年、アールブリュットと称される障害などのある方々の生来の資質が現れた作品が注目を集めていますが、ここでは現代美術の手法を取り入れながら、参加者それぞれが学びつつ、独自の抽象画や造形作品を制作していきます。今年は、さらに、触覚をテーマにした活動も展開します。

前期:8月~11月
会場:北区文化芸術活動拠点 ココキタ レジデンススペース3階 3-D、他

■定期ワークショップ
<絵画ワークショップ PAINTING>
幼児から小学生、障害のある人達、絵画に興味のある大人達がいっしょに作品づくりを行います。従来の写実的手法ではなく、絵筆以外にもローラーや竹べら、スポンジ、その他のさまざまな道具を使うことで生まれてくる面白いマチエールや型にとらわれない抽象的な新しい表現を創り出していきます。
<造形ワークショップ CLAY ART>
視覚に障害のある方々も含め、さまざまな障害のある人達と共に新しい造形の可能性を探ろうとするものです。主に粘土を使った造形活動ですが、粘土を切ったり、重ねたり、また、とがった道具で突いたりしながら、触覚をインスパイアするさまざまな作品制作を行います。
講師:西村陽平
1947年京都市生まれ。1973年東京教育大学教育学部芸術学科卒業。1975年から1998年まで千葉県立千葉盲学校で図工を担当。視覚障害の子どもたちに造形指導を行うとともに、自らも造形作家として活動。1977年には、日本陶芸展において外務大臣賞受賞。2018年3月まで日本女子大学児童学科教授。現在、日本女子大学名誉教授・美術家。

■ファシリテーション・ワークショップ
これは絵画、造形、それぞれのファシリテーションを学ぶためのものです。例えば、絵画WSでは、実際にどんな道具、手法で絵を描いていくのか、また、どのように講師である西村陽平氏が参加者を促していくかを、作品作りに参加してもらいながら学んで頂きます。また、造形WSでは、晴眼者はアイマスクをかけて、視覚のない状態で、モノに触り、触覚と視覚の違いを体験しつつ、粘土などの素材を用いて、作品制作を行います。各回、振り返りを行います。なお、意欲のある方には、その後、定期ワークショップに講師のアシスタントとして無料参加することができます。
講師:西村陽平
1947年京都市生まれ。1973年東京教育大学教育学部芸術学科卒業。1975年から1998年まで千葉県立千葉盲学校で図工を担当。視覚障害の子どもたちに造形指導を行うとともに、自らも造形作家として活動。1977年には、日本陶芸展において外務大臣賞受賞。2018年3月まで日本女子大学児童学科教授。現在、日本女子大学名誉教授・美術家。

■触覚とアートワークショップ
<現代美術に挑戦するワークショップ>
現代美術はコンセプチュアル・アートとも言われ、様々なコンセプトと手法で作品が創られています。ここで
は、視覚を使わず、触覚で表現し、鑑賞してもらう作品に挑戦します。参加者同士が話し合い、それぞれの作品の構想を固め、実際にさまざまな素材を使って作品をつくります。
<触覚を探求するワークショップ&トーク>
講師:渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員)
伊藤亜紗(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)
会場:アーツ千代田3331

■全国ワークショップ&展覧会
ワークショップ:すさきまちかどギャラリー(高知県須崎市):11月22日(日)
群馬県前橋市

文化庁委託事業「障害者による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)」
主催:文化庁 クリエイティブ・アート実行委員会
共催:すさきまちかどぎゃらりー(高知県)

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