このスクールはひとりひとりが創造的な自分自身を“探検する場”としての各種アート・ワークショップを提供します。
障害の有無を超えて共に創造するプロセスの中で、それぞれの異なる感性や創造性を分かち合い、学び合うことによって新しいアートの可能性を探ります。
2020年度
クリエイティブ・アート・スクール&パフォーマンス CREATIVE ART SCHOOL 2020
2021.1.16(Sat)~1.31(Sun)
響-Kyoと踊ろう ダンス・ワークショップ
講師:河下亜紀
大阪体育大学卒業。1993~98年ケイ・タケイ‘sムービングアース・オリエントスフィアでダンサーとして活動。2000年コミュニティ・アーティスト養成コース修了。障害者、指導者向けWS活動を行う。「ダウン症の方のためのエクササイズとダンス遊び(指導者向け)」DVD共作。
多様性を育む絵画&造形ワークショップ
①絵画ワークショップ PAINTING
幼児から小学生、障害のある人達、絵画に興味のある大人達がいっしょに作品づくりを行います。従来の写実的手法ではなく、絵筆の他にローラーや竹べら、スポンジ、木型など他のさまざまな道具を使うことで生まれてくる面白いマチエールや型にとらわれない抽象的な新しい表現を創り出していきます。
②造形ワークショップ CLAY ART
視覚に障害のある方々も含め、さまざまな障害のある人達と共に新しい造形の可能性を探ろうとするものです。主に粘土を使った造形活動ですが、粘土を切ったり、重ねたり、また、とがった道具で突いたりしながら、触覚を生かしたさまざまな作品制作を行います。
講師 西村陽平
1947年京都市生まれ。1973年東京教育大学教育学部芸術学科卒業。1975年から1998年まで千葉県立千葉盲学校で図工を担当。視覚障害の子どもたちに造形指導を行うとともに、自らも造形作家として活動。1977年には、日本陶芸展において外務大臣賞受賞。2018年3月まで日本女子大学児童学科教授。現在、日本女子大学名誉教授・美術家。
障害をもつ人たちと行うインクルーシブ・ミュージック・ワークショップ
―学校では教えてくれない音楽のワークショップ
プロのミュージシャンとして大活躍の大友良英さんは音楽の授業がとても苦手だったといいます。そんな大友さんが考えた音楽のワークショップです。
「楽器の演奏経験がなくても、譜面が読めなくても、老若男女だれでも1時間もあればアンサンブルが組めるようになります。『え、本当に?』と思うかもしれませんが、本当です。基本はプロの現場でふだんやっている様々なプロデュースやアレンジと何も変わりません。ただ、ちょっと考え方の変更が必要です。音楽の先生であれば、必ず役に立つはず」とコメントを寄せてくださいました。
まずは音楽に向かう考え方から入って、実際に楽器を演奏してアンサブルを組むところまでをやります。新たな視点を得ることで、誰もが楽しめる音楽づくりを楽しみませんか? 3人のミュージシャンも参加します。
講師 大友良英
1959年横浜生まれ。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、映画音楽家としても100を超える映像作品を手がける。近年は「アンサンブルズ」の名のもと様々な人達とのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障害のある子ども達を含む一般参加型のプロジェクトにも力をいれている。2011年から継続しているプロジェクトFUKUSHIMA!は芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門受賞、2017年札幌国際芸術祭芸術監督、NHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」や大河ドラマ「いだてん」の音楽も担当、幅広い活動を展開中。
■演奏家:高良久美子(perc) 鈴木広志(sax) 木村仁哉(tuba)
主催 クリエイティブ・アート実行委員会
共催 東京都教育委員会
後援 社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会
公益社団法人東京都盲人福祉協会
公益社団法人東京都聴覚障害者連盟
一般財団法人トライアングル金山記念聴覚障害児教育財団
一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会
企画&事務局 ミューズ・カンパニー